使いコム 話し方入門 カーネギ著を読む

この頃、古典的な本を何冊か読み直しております。

先日読んだカーネギ 『話し方入門』(創元社)もその一つ。

目次

第1章 勇気と自信を養う
第2章 自信は周到な準備から
第3章 有名演説家はどのように準備したか
第4章 記憶力を増進する
第5章 スピーチの成功に欠かせないもの
第6章 上手な話し方の秘訣
第7章 話し手の態度と人柄
第8章 スピーチの始め方
第9章 スピーチの終わり方
第10章 わかりやすく話すには
第11章 聴衆に興味を起こさせる方法
第12章 言葉づかいを改善する

<Amazonより>

やはり、昔から生き残っているだけあって、心に残るような言葉、エピソードが多くあります。

職場環境が変わったりと、仕事で、非常に大変かつ大切な時期を迎えており、 そんな自分の心にとっては非常に有難いものです。

話は外れますが、こういった古典的な名著は、やはり今でも根強い人気があるようで、 検索エンジン等でもかなり検索されているようです。

情報過多で、どんな本に触れたらいいのか分からなくなりがちなこの時代、 こうした古典的な書物の価値が見直されてきているあらわれでしょうか。


言わずもがなですが、カーネギは『人を動かす』という本で有名な自己啓発の大家で、 この本はその人が書いた、人の前でいかにしゃべるか(パブリックスピーキング)についての本です。

話すって、ビジネス上本当に大切なことで、それをいかに磨いていくのか、というのはビジネスマンにとっては 大きな課題だと思います。

至極当たり前のことですが、仕事の各場面で、うまく話さなければならない場面に遭遇します。

・会議で全体の前で話す

・お客さんの前でプレゼンする

・お客さんと向き合って商品説明する

・同僚同士で仕事の進め方を相談する

・上司に仕事の経過を報告する

いずれも、その話し方で成否が決まると言っても過言ではないと思います(例えば、上司は 報告の仕方で部下の力量を推し量る、と言います。)。

かく言う私も、元来の無口(高倉 健が理想でした 笑)がたたって、客先や同僚を前にして話し方で 失敗した例が数多くあり、少しでも欠点を改善していくために、と手に取ったのがこの本でした。

まず、この本を読んで最初に感じることができるのは、”安心感”ということだと思います。

「自分だけが特別にできないのだという無意味な劣等感はお捨てなさい。後年、名演説家と うたわれた人たちでさえ、最初は目の前が真暗になるような恐怖感と自意識に悩まされていたのです。」(p7)

天才的に生まれつき話がうまい人は別として、人前で話すことが苦手な人というのは多く(そういった人が カーネギのパブリックスピーキングコースに集まってきたということもあるのでしょうが、)、その多くが練習によって それを克服し、最後には人前で話すことが大好きになった、といったような例が非常に多くある、ということです。


非常に深い本であり、端的にまとめることはなかなか難しいのですが、 全体として語られているのは、徹底的な下準備の重要性と心の問題だと思います。

そして出てくるエピソード、こまごまとした注意点等がそれぞれ、示唆にとんだものになっています。

また、話す内容はもちろん、ふるまいや動作を含めた「話し方」それ自体が、内容よりも大切な場合すらあり得る、 そういった部分に気づかせてくれる本です。

例えば、こんなアドバイスが書いてあります。

・どんなにおおきな集会ででも、たった一人を相手にしゃべるつもりで話すこと。 (聴衆が期待しているのは”いつものしゃべり方”であること。)

・「スピーチに心を込める」ということ。  

以上は、自然な話し方をするために考えておきたいことです。

自然な話し方の特徴として、カーネギは以下の4点を上げています。

1.重要な言葉を強調すること

2.言葉の調子を変えること

3.話し方のスピードを変えること

4.間のとり方
  →沈黙の重要性

どれも大事なのだとは思いますが、特に4の沈黙の重要性ということは考えておきたい視点ですね。

営業等をしていると、沈黙を恐れて、なんとなくどーでもいい話をしてしまう、ということはありませんか??

カーネギは、日常会話でもある程度は意識しておいたほうが良いとアドバイスしています。

これ以外にも、いくつか引用していきたいこともありますが、今回はこの辺で。

いずれにせよ読めば読むほど味が出るいい本です。 一読の価値ありですよ。

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話し方入門 新装版
著者: D. カーネギー
出版社: 創元社
発売日: 2000-09
価格:¥ 1,575 /最低価格:¥ 889
発送可能時期:通常24時間以内に発送
売上ランキング:2198
カスタマーレビュー数: 12 [平均おすすめ度:4.0]
■原書は☆5つだがこの日本語訳は☆3つ
カーネギー氏の著作は大好きで今回も期待して読んだのですが、結論から言うと直訳をしている本書は、序盤で退屈してしまいました(原書は間違いなく最高作品です!カーネギー氏の才能は本作品にもまんべんなく散りばめられているので誤解のないよう)。特にアメリカ人にしかわからないような例えの場所。カーネギー氏はもちろんアメリカ人(とイギリス人か?)を対象読者として、彼らが理解しやすいように完璧な事例を持ち出しているのだと思うが、そこの直訳はいかがなものだろうか。訳者も最後に、この問題点を自ら指摘しつつ、ただし全体で見れば問題ない、というような記載をしているが、私にとっては問題大有りで、序盤で退屈してしまった。カーネギー氏自身も本作品の中で述べているではないか。アフリカのある民族にキリスト教を布教するために翻訳活動をしている布教者が「雪のように白い・・・」という原文を「ココナッツの汁のように白い・・・」に直したと。このぐらいの苦労がないとだめだと述べているではないですか。
残念ながら本書は原書の良いところをだいぶ覆い隠してしまった直訳本だと思います。
おすすめ度:3
0人中、 0人の方が、 「このレビューは参考になった」と投票しています。
■良本ではあるが...
読み進めていくうちに、自身が沸いてきました。
自分のキャリアプランを考えさせられます。
話ベタを克服したい方にはお勧めの本です。

がしかし、文章があまりにも直訳であり、読むのに疲れた。
著者が偉大なだけに翻訳を頑張ってほしかった。
おすすめ度:3
2人中、 1人の方が、 「このレビューは参考になった」と投票しています。
■Not Carnegie's best book
This book was a little disapointing. I think Dale Carnegie used many ideas from his other books to put into this book, so it is not very original. But his main philosophy on self improvement is the same. "If you practice and you do it!!" Then you will get better.
おすすめ度:3
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■話の種にも
文章の書き方が上手く、過去に実際に居たらしい人物の事例を多く使い、伝記的な話で読者の興味を引くことが多い。
読み進めるうちにやる気が出てくる本。
具体例が多いので、難しい論理からでは無く、イメージでスピーチに対する心構えを学べます。
おすすめ度:5
8人中、 7人の方が、 「このレビューは参考になった」と投票しています。
■最高のプレゼンテーション論
仕事柄、数多くのプレゼンテーションをこなしてきました。そんな中、何度となく、思いっ切りハズシたプレゼンテーションを経験してきています。当然落ち込むんですが、そのような時に、自分を助けてくれたのが本書です。良いプレゼンテーションを構成する方法論や、良いプレゼンテーションを行なう技法というものは、確かに存在します。そのような能力を高めてゆくことは、ビジネスマンとして当然でしょう。しかし、それだけでは掴めないんですね、人のハートが。人を動かすプレゼンテーションを行うためには何が必要か。そのための原則をわかりやすく教えてくれるのが、本書です。しかしながら、いつの時代も人前で話すというのは、面白くもアリ、つらくもアリということなのでしょう。どうせやるなら思いっ切り感動させたいですよね。
おすすめ度:5
31人中、 26人の方が、 「このレビューは参考になった」と投票しています。
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