梅田望夫さんの本をまとめ読みしてみました。

#6392 ●2001-11-23

『ウェブ進化論』で一躍有名になった梅田望夫さんの本を
一気に読んでみました。


・シリコンバレーは私をどう変えたか

2001年8月に出された本。

シリコンバレーのダイナミズム、日本と米のベンチャーの違い、
ネットバブル崩壊、マイクロソフトとLinuxの関係、
シリコンバレーに身を置いたことにより、梅田さんに起こった変化、
そんなことが主眼となっていました。

今となっては隔世の感があるアップルの苦境の話や
今後有望な企業としてGoogleが紹介されるなどしていました。



・ウェブ進化論


2006年2月に初版。言わずもがなですが、
ウェブの激的な進化についての本。

グーグル、Web2.0、ブログ、各種ソーシャルサービス
などがキーワードで、技術的な進化とそれが可能になった
背景、そういったものが中心的に記述されています。ネットの「あちら」(サーバー上の外部環境 例えば、グーグルが持つサーバー群など。)と「こちら」(各個人のパソコン環境)という概念を世の中に披露したヒット作。


・ウェブ人間論


2006年12月発行。作家の平野啓一郎とウェブと人間ということで、
様々な側面を語った本。

印象としては、やはり作家としての平野さんは人間の内面の変化や、
それが引き起こす時代状況などに関心があり、またまだネットに
浸かりきってはいない状況であるよう。

 逆に梅田さんの場合は、最初の章でも自身で言っているように、
「ネットの中に住んでいる」というぐらいネットの現状を受け入れている
よう。。

2人のそうした相違が、議論を若干噛み合わなくさせているような
印象を持ちました。


ただ、全般的には、ウェブ進化のなかで人間がどうやってウェブと
付き合っていくのか、ブログを書く意味とは?本はネットによって
必要なくなるのか?そういったことが詳しく書かれていて参考になりました。


3冊を通じて、現在のネットの流れと、それによって人間がどう変わるか、
日本はどうなるか、そんなことを考えさせられました。



keywords: 梅田望夫 シリコンバレーからの手紙 ウェブ進化論




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