使いコム 20代仕事筋の鍛え方 山本真司著を読む


 

2日間ぐらいで、前から気になっていた表題作を読み通しました。

実は著者の本はこれで4冊目になります。最初は「40歳からの仕事術」(新潮新書)から入り、次に「30歳からの成長戦略」(PHP)を読み、その後「会社を変える戦略」(講談社現代新書)を読みました。

【過去のブログ】

40歳からの仕事術を読んで  2004年12月13日 

「30歳からの成長戦略」  2005年05月15日

そして、今回表題作。読んでみて、正直、順番が逆だったかな、、、と思ったり、思わなかったり、、、

今回読んだ「20代仕事筋の鍛え方」は、すごく簡単に言えば、「難しいことをつべこべ言わず、目先の利益にとらわれずに、将来の成功のために仕事を人の4倍ぐらいしなさい」というようにまとめることができるでしょうか。

 

プレゼンテーションスキルであるとか、ロジカルシンキングだとか言ったビジネススキルを必死に身につけようとする前に、また目先のお金に流されずに、まずは、どこに出てもやっていけるだけの仕事上の根性、学習する力を身につけろ、というような内容でした。

 

どちらかというと、スマートに思えるコンサルタントの言葉には似つかわしくないような気もしますが、結局、それが仕事の本質なのだ、ということなのかもしれません。


 

私も含めて今の人は変に急ぎすぎている(筆者のいう”生き急ぎ症候群”)こともあり、そんな仕事の本質を忘れがちなのかもしれません。


 

本の形式は、成功を求めて苦しんでいる典型的な現代の20代の若者3人が、筆者をモチーフとした、山根一郎なるコンサルタントに教えを仰ぎ、見えにくかった20代の今為すべき事を見つけていく、というような展開で物語風に進みます。

 

内容としては上にまとめたような感じですが、筆者はキーワードとして、「仕事筋」をあげ、それが極端力、学習力、努力力、受容力からなる普遍的な力であるとしています。

 

苦労して一つの仕事に集中し(極端力)、学びつづける(学習力・努力力)と、いつしか自分の頭で物事を考えられるようになる、(ただし、どうにもならない場合もあるので、そういった場合は、天命と考え、無理に固執せず、自然体でいるべき→受容力)としています。

 

それに関連して、登場人物中の一人の若者が、筆者に、転職をするべきか否かについて相談したくだりの中で、筆者が”学習−リターン”のサイクルについて触れ、その若者に、今の仕事でリターンを出しているのか?ということを尋ね、転職思いとどまらせる部分が出てきます。

 

学習とは、ある仕事を始めて3年間ぐらいの、受動的にその仕事について学び、習熟していく過程の事を指しています。 

一方、リターンとは、ここでは、やってもらっている会社に利益で恩返しする、といったことではなく、学んだ知識を元に自分で考えながら能動的に実践し、成果をあげていく過程をさします。


この部分自分に照らして考えると、非常に身につまされる思いになりました。

 

私も現在の会社がちょうど3年半ぐらい経ちましたが、今まではどちらかというと学習期間であったと思います。筆者の言うとおり、短期的には、まずは今の仕事でリターンを上げることを目標とするべきなのだ、という風に思われました。

 

 私も3年半かけてやっと仕事になれ、ある程度自分のペースみたいなものも見つけることができたように思います。次のステップとして、今の仕事に集中して、自分の頭で考えて、成果をあげるということに取り組もう!と心を新たにしました。

 

最後の終わり方(若者同士の色恋沙汰の成就で終わる)がちょっとふに落ちませんでしたが、全体的にはとてもいい本で、他の3冊同様何回も読み直したいと思います。

 

※もちろん筆者の考えだけに傾倒するつもりはありませんが、著名なコンサルタントの考えるあるべき20代の生き方、という意味では参考にしたいと思います。

 

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